XAUUSD(ゴールド)
ファンダメンタルによる考察
ゴールドの価格が上がっています。
これは、消費者物価指数(CPI)と小売売上データの発表によるものです。
同時に、インフレの鈍化や消費者の支出減少が、FRB(米連邦準備制度)の責任を軽減することになっています。
市場では、9月にFRBが利下げを実施する可能性が高まっており、ゴールドの価格が上昇しています。
今月末に発表されるPCEデータにより、政策の方針が固まると予想されています。
テクニカルによる考察
XAUUSD(金とドルの交換レート)は、現在$2,390まで急上昇し、上昇チャネル内で強い上昇トレンドを示しています。
もし$2,400を上抜けることができれば、$2,450まで上昇する可能性があります。
逆に、EMA21とチャネルの下限を下回ると、$2,300まで下落する可能性があります。
トレードの方向性
買い(アップトレンド)
第1レジスタンスライン
2400
第2レジスタンスライン
2450
終値
2391
第1サポートライン
2300
第2サポートライン
2265
EURUSD(ユーロドル)
ファンダメンタルによる考察
ユーロは、物価上昇率の統計が市場予想よりもゆるやかになったため、売り圧力が弱まりました。
2024年第1四半期のユーロ圏の経済成長は、前の四半期と比べて0.3%増加する見通しです。
これに基づいて、ユーロの将来は経済成長が安定し、ドルの強さが弱まったため楽観的なものとなっています。
テクニカルによる考察
EURUSDは上昇チャネルの上辺を上抜け、$1.0890へと急騰し、2か月での最高値を付けました。
$1.0900のレジスタンスを上抜ければ、価格は上昇モメンタムを得、$1.0980へと向かう可能性があります。
反対に、$1.0835のサポートを下抜けると、$1.0790へと落ち込む可能性があります。
トレードの方向性
買い(アップトレンド)
第1レジスタンスライン
1.0900
第2レジスタンスライン
1.0980
終値
1.0890
第1サポートライン
1.0835
第2サポートライン
1.0790
GBPUSD(ポンドドル)
ファンダメンタルによる考察
イギリスでは、最新のデータが発表されず、イギリスの取引時間におけるポンドの動きはなかった。
しかし、小売売上が低調だったため、他の国の取引時間でポンドが上昇した。
また、元FRB議長のバーナンキ氏は、利率見通しの提供を通じて、今後のコミュニケーション方法を大きく変えることを提案した。
テクニカルによる考察
GBPUSDは急上昇し、上昇チャネルの上辺を上抜け、$1.2690へと到達しています。
上昇トレンドを保ち$1.2765のレジスタンス上を保てば、$1.2890レベルへと向けた楽観的なモメンタムを得ることになりそうです。
反対に、$1.2600のサポートを下抜ければ、$1.2525へとさらに下抜ける可能性があります。
トレードの方向性
買い(アップトレンド)
第1レジスタンスライン
1.2765
第2レジスタンスライン
1.2890
終値
1.2690
第1サポートライン
1.2600
第2サポートライン
1.2525
USDJPY(ドル円)
ファンダメンタルによる考察
⽶CPIインフレ統計データが⽶ドルに売り圧をもたらす中、若⼲の円⾼傾向が⾒られました。
しかし、⽇本GDPは2024年第1四半期に四半期⽐で0.5%縮⼩しており、予想の0.3%減を上回ったことから、円安傾向は続くものと⾒られます。
⽇本円の⾒通しには警戒が必要で、弱含むドルが円⾼材料となり得るものの、進⾏中の国内の経済状況の課題がプレッシャーとなっています。
テクニカルによる考察
USDJPYは上昇幅を戻し、両方のEMA下で閉じました。
価格は上昇トレンドラインと重なる153.80のサポートに近づいています。
もし153.80円のサポートゾーンから反発することができれば、156.50円まで反発する可能性があります。
逆に、153.80円のサポート下で閉じれば、151.80円までの下落が考えられます。
トレードの方向性
トレードなし(レンジ)
第1レジスタンスライン
156.50
第2レジスタンスライン
158.00
終値
153.93
第1サポートライン
153.80
第2サポートライン
151.80
BTCUSD(ビットコイン)
ファンダメンタルによる考察
投資家は、3月1日以来最大となる23,980ビットコインを出庫しています。
現物ビットコインETFへの投資も、大幅に増加しています。
緩和するインフレ懸念がリスク資産選好を強めており、ビットコインが実りある投資先となっています。
ビットコインの見通しは、強気と言えます。
テクニカルによる考察
BTCUSDは、下落レジスタンスラインと直近のスイング高値を上抜けしました。
下値も切り下げており、上昇相場の構造が見られます。
$68,000にある下落チャネルの上辺を上抜ければ、史上最高値へと向け上昇できそうです。
ただし、ブレイクアウトラインへと再反落する可能性があります。
トレードの方向性
買い(アップトレンド)
第1レジスタンスライン
68000
第2レジスタンスライン
72000
終値
65954
第1サポートライン
61000
第2サポートライン
58000
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