FX自動売買(EA)の設定パラメーターの意味と数について説明します

EAを使っていると、度々同じような名前のパラメーターを見かけると思います。

特によく見かけるパラメータと、その意味について説明します。

Magic

MagicNumber(マジックナンバー)などと表されることもあり、そのEAがエントリーする際にもつ識別IDのようなものです。

同じ口座内で別のEA同士のマジックナンバーを同じにしてしまうと誤作動の原因となるため、EA毎にマジックナンバーを変える必要があります。

Lot

ロットといい、EAがエントリーする際の取引量です。

ブローカーによって異なりますが、最小0.01~最大200程度まで指定が可能です。

資金に対して適正なロットを設定しないと、破綻の原因など大きなトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。

MM

MoneyManagement(マネーマネジメント)の略称で、資金管理や複利機能のオンオフとして使われます。

これとfalseにすることで、Lotで指定した取引量で取引します。

trueにした場合は資金に合わせてロットを自動で調節してくれる機能などとして用いられます。

Risk

MMがtrue(複利がオン)の時のロット自動調整のリスク値を指定します。この値が大きいほど、資金に対するロットが大きくなります。

TP

TakeProfit(テイクプロフィット)などと表されることもあり、利益確定の値を指定します。

SL

StopLoss(ストップロス)などと表されることもあり、損切りの値を指定します。

これ以外にも、EAには様々な設定パラメーターが表示されていることがあります。

EAによって設定できるパラメーターの数には違いがあるため、取り扱いの説明などをしっかり読み設定する必要があります。

また、パラメーターの設定項目が多数あるEAは、使用者の設定次第で成績が大きく変わります。

開発者の中には、本当は負けるとわかっているEAのパラメーターを多くすることで、複雑にしてユーザーに勝てるように見せかけるようなこともあります。

設定パラメーターの内容を理解すると同時に、設定できる数にも注目すると、そのEAや開発者にどんな意図があるのか、見え方が変わってきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

霧島聖吾のアバター 霧島聖吾 FXトレーダー

2018年3月:FXをはじめる
2019年5月:FX自動売買(EA)の開発をはじめる
2023年1月:自作EAで累計利益1億円を突破
2023年9月:ゴゴジャングルで自作EAとロジックを販売開始
2024年現在:累計600名にEAを提供中

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次